6月末から7月初めにかけてチューニジアに旅行した様子をお伝えします。
日本人にはあまりなじみのない国チューニジア
1つには直行では行けない事に原因はあると思いますが、
フランスからは飛行機で2時間半と手軽に行けるリゾート地として大変なじみ深い国です。
位置は北アフリカ。首都はチューニース。19世紀後半フランスの植民地時代に建設された
新都市街と13世紀からそのまま姿を残すイスラム都市、旧市街から成り立ちます。
国民の9割はアラブ人。アラブ=イスラム圏に属するチュー二ジアの国教はスンニー派イスラム教徒
国民の99%はイスラム教徒であり教徒の義務である戒律を守って生活しています。
しかし中近東諸国のイスラム圏に比べ戒律はそれほど厳しくはなく町のレストランやスーパーでは
アルコール類なども置いてあります。
今回私の滞在した所はHAMMAMET(ハマメット)という所で首都チューニースから東南へ
60KM。リゾート地の中でも老舗の中の老舗と言われているところでホテルやレストランも
多くフランス植民地時代には作家、建築家、画家など多くの有名芸術家に愛されてきました。
私の滞在したホテルの周りもホテル以外なにもありません。
周りは4つ星クラスのホテル。
この写真は夕方5時頃撮ったものですが、道には人が歩いていません。
ホテルの中ですべて用を済ませる事ができるのと日中は暑くて歩けません。
私が行った6月末で38度くらいでしょうか?
でも滞在しているあいだチューニースでは48度まで温度が上がったとか・・・。
私の泊まったホテルのロビー。
到着した次の朝起きると、ロビーにブーゲンビリアの花がホテル全体にちりばめてあり
思わず「わーっ」と声が出てしまうほど感激しました。
チューニジアに着いた次の日
ハマメットの町の中心までタクシーに乗って昼食をとる事にしました。
タクシーの窓から見えるドアのイメージに魅力を感じました。
ブーゲンビリア
この色はおなじみですが、白やオレンジも所どころみられました。
アーモンドの実です。
フランスも5月ごろからチューニジア産のアーモンドの実がマルシェに並びます。
どこに行ってもオリーブ畑でいっぱい。
サボテンもあちこちにいっぱい。
暑い砂漠にかかせないらくだもサボテンを食べるそう。
ジャスミンに花の部分だけをつんで直径7センチくらいの花束にして100円くらい。
夕食などのレストランに花売りのおじさんが籠に入れて売りにきます。
男性も女性もこれを耳にさして香りを楽しみながらミントティーやコーヒーなどを楽しみます。
お水を含んでないのでもちろんすぐに枯れてしまうのですが
私は1日置きに買って買った日の夜は冷蔵庫に入れて次の日も楽しみました。
とても優雅な風習でしょ!
日によってこんな形もありました。
国によってそれぞれ花の楽しみ方も異なると思いますが
この国の人もやはりすごくお花が好きなんだなーと感じる場面がよくありました。
ホテルなどのデコレーションはそんなに立派なものではありませんでしたが
ブーゲンの花を床に散らばせたり、レストランに行くと庭でとってきたような
バラが1輪テーブルの上においてあったりと幸せそうな花とたくさん出会えました。
バルドー博物館
チューニースの中心から5KMほど西に行くとバルドー博物館があります。
「チューニジアのルーブル」といわれモザイクのコレクションは世界一と言われています。
3階建てで30室以上ある博物館はオスマン帝国支配下における
チューニジアの統治者の宮殿で1882年から博物館として創設されています。
天井の装飾
建物自体の装飾もすばらしいが紀元前の作品はほとんどタイルも取れている・・・。
モザイクといえば幾何学模様が多いがここはローマ・ギリシャ神話をテーマにし人間や動物が描かれたものが多い。
マハディアの沖で紀元前81年の遭難したギリシア船の資料から再現された庭。